電気・ガス-市場開放の共通点と相違点①

 電力とガスを中心とする日本のエネルギー市場が大きな変革期を迎えています。大手の電力会社とガス会社が規制のもとで圧倒的な寡占状態から、自由競争の時代に移ります。電力会社の発送電分離が2020年4月に、大手ガス3社の導管分離も2022年4月に実施することが決まっています。市場開放に向けた制度改革が急速に進んでいます。

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エネルギー市場の改革スケジュール。出典:経済産業省/資源エネルギー庁

 新たに小売が自由化になる家庭向けの市場は電力が8000万件、都市ガスも3000万件の需要家が集まる。電力市場に新規参入する企業が続々と増える一方で、攻勢を受ける電力会社は都市ガスの市場開放に活路を見いだし、東京電力・中部電力・関西電力の大手3社を中心に、電力と同様の自由競争を政府に強く働きかけ始めています。

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都市ガスの市場規模と自由化の範囲拡大。出典:東京電力・中部電力・関西電力

電気・ガス-市場開放の共通点と相違点②

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